2017.3.5【過去ログ】

 

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい僕は本当に言葉が下手で言葉を殺している感触が常にはっきりと生々しく僕の手と舌に残っている。重くて痛い。ありきたりな文字の羅列に意味を見出すことに時間を使って周りからの目を嘘で固めていた。それに気づかないでおくべきだったのかそうじゃなかったのかははっきり言って分からないし、今もその見栄は直せていないけれど。

望まれて産まれたんじゃなくて望まれるために産まれたことが分かった。冬が嫌いだ。今度こそ夜に溶けたいと、あと何回眠る前に願わなきゃいけないんだろう。

分かってくれる人が必要だった。ただただ抱きしめてくれるだけでよかった。同じ体温になれる人が欲しかった。頬に同じ傷を付け合える人が。

あの場所には、『必要としてる人に必要とされていないのは悲しいよね』と書かれていた。これを見て僕を思い浮かべる人はいるのだろうか、いないと思う、いたら今すぐ夢に出てきて一緒に空を飛ぼう駐車場で猫を呼ぼう朝が生き返るまで何も言わずに待とう、僕には君が必要、って唱えた。おまじないは効かない。すべて分かった。

白く明るくなった部屋には絶望のにおいが充満していて、目をつぶっても耳を塞いでも轟音は鳴り止まない。

僕はまたこうして言葉を漏らしている。

 

 

僕にしか行けない場所があるんだ。正しい行き方は知らないけど、祈ればきっとまた行ける。一緒に行こう、同じ体温でその時を待とう。童話のような出来事はきっと起こらないけど、ましてやハッピーエンドの保証はないけど、パジャマを着れば無敵になれる。君がいなければ太陽も朝を隠すよ。

この世界には 僕と君の"ひとり"だけだから。