没・個性の先

 

ここ最近毎日、18歳とか19歳とか、同い年とかおんなじ世代の子たちと話している。

 

ライブハウスで出会ったりした子たちとは少し違って、話すべき共通の話題がない。だから自然と出てくるのは「普通」の会話。

 

その普通が、みんなにとっての普通が、わたしにとっての普通ではない。

 

出てくる話題といえば、お気に入りのクラブの話、彼氏との旅行、今欲しい下着、キャバクラバイトのおすすめ、ヤるとか、ヤらないとか

 

そんな話題がポンポン出てくる。みんなかわいいし、嫌な子は全然いないし楽しいし慣れたいから一緒にいるけど、黙ってる時間の方が多い。黙りたくて黙ってるわけではないんだけど。

 

どんどん盛り上がる会話と、あまりに大人びたみんなと自分の差が開いていく感覚。

 

気づいたら4人で話してたのに3人になっている、私が抜けている。

 

だからって無理して合わそうとか、自分を普通に変えないと!とは思わないけど、みんなは私の想像していた19歳と違いすぎる。でもそっちが普通だった。

 

私は自分をクールだと思っているし、来世、どっちを選ぶ?と言われても私は自分を選ぶ。

 

ただ、自分にできない唯一のことがみんなにとっての普通なのが、ちょっと怖い。

 

気を使って言われる「ららちゃんもクラブ今度一緒にいこ!」とか「彼氏いるの?」とか「かわいい!」を信じれる日は一生ないです。

 

バイト頑張ります。バンドに心震わされて、人とうまく話せなくて、推しに元気をもらって、子供みたいでかっこつけなわたしを頑張ります。